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2019年06月07日 [FAQ]

法律はもっと改定すべきだと思います

法律って、平等なように見えて全く平等ではありませんよね。
最近のニュースなんかでも、男女平等とか言いながら、女性に不利な法律基準が多いような気がしてなりません。
例えば、男性が女性を強姦した場合。
「抵抗が無かったから合意だと思った」とか「殴って大人しくなったので納得したと思った」とか言われて、無罪になるケースがありますよね。
法律に照らし合わせたり、過去の判例を元にすればそうなるかもしれません。
でも、一般的な常識として、男性に強姦される女性が、みんな抵抗できると思いますか?
怖くて抵抗できない、受け入れれば早く終わると考える人がいると思いませんか?
確かに日本は平和な国で、このような犯罪は一部であることは確かです。
でも、それにしても罪が軽すぎたり、法律に矛盾が多すぎる気がしてなりません。
法律は、もっと改定されるべきだと思いませんか?

回答

法律というより考え方の問題でしょうね


法律はもちろん法律として、常に時代の変化に合わせて改定すべきものだと思います。
ただ、日本の憲法には「基本的人権の尊重」という考え方がありますよね。
つまり、犯罪者でも人間であり、人間としての最低限の権利は尊重してしかるべきだ、という考え方があるのです。
一方海外の場合、奴隷制度が盛んだったこともあり、人権よりも大切にするものがあります。
どちらが正しいか、という議論は置いておいて、人権を尊重するということは、「疑わしきは罰せず」ということにもつながるのです。
刑務所に入れるということは、とても辛いことです。
確実に犯罪を犯した、誰がどう見ても犯罪者じゃん!という証拠があれば、当然それができますが、「確かに抵抗されなかったら勘違いしちゃうよな」という、曖昧な部分を残すと、それは疑わしきは罰せずという心理が働きます。
自白に関しても、警察や検察の取り調べで、強引な行為があった、ということになれば、それは人権侵害にあたるので認められません。
すなわち、法律というのは、犯罪を抑制するために作られたものである一方で、犯罪者を守ることにもなっているという、相反する性質を持つものであるのです。
法律を改定したからといって、これが全てピタッとしっくりくるものを作ることはおそらくできないでしょう。
何が正しいかはわかりませんが、一つ言えるのは、法律があなたを守ってくれる場合もありますが、あなた自身が自分を守るという意識がとても大切なのです。

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