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2019年06月11日 [FAQ]

土地家屋調査士とは何でしょうか?

私は先日父が亡くなったことで遺産相続に関する問題を抱えており、特に不動産についてどのようにして相続の手続きを進めればいいのか分からなくて困っており、調べてみると土地家屋調査士という専門家に頼むことによって、問題解決のサポートをしてくれることが分かりました。
そこで実際に土地家屋調査士を利用してみたいと考えているのですが、具体的に業務に取り組んでいるのか教えてください。

回答

不動産の登記をサポートする


土地家屋調査士は依頼を受けて建物や土地といった不動産について、それがどこにあるのか、どのような形をしているのか、どんな用途で使われているのかなどを調査したり測量したりする仕事です。
土地家屋調査士は調査した結果を図面や書類にまとめて、それをもとにして不動産表示に関する登記の申請などを行うことができる専門家であり、これから不動産の取引をしたいと考えている人は、土地家屋調査士を利用する価値があるでしょう。
不動産は土地や建物のことであり、これは大切な財産であってその取引に関しては不動産登記制度というものが用意されており、こちらの制度によって不動産の情報がしっかりと記録し公開されることによって、不動産の取引を円滑に進められるようになるのです。
不動産登記には表示に関する登記と権利に関する登記が存在しているのですが、このうち表示に関する登記を行うのが土地家屋調査士の仕事となり、そのため不動産を相続する際には、土地家屋調査士の助けを借りる場面があります。
不動産を相続する際にはさまざまなケースがあり、土地を分ける、土地の境界をはっきりさせる、建物を部屋ごとに区切る、未登記の建物を登記する必要があるなどのケースにおいて、土地家屋調査士に依頼をするとスムーズに問題を解決してくれるでしょう。
これから相続することになる土地について情報がまとめられていなかったり不明瞭だったりするケースは珍しくないため、まず土地家屋調査士に相談することによって、相続の対象となる不動産についてさまざまな情報を集めることができ、未登記であれば登記してもらうことで相続できる状態にしてもらえるのです。
土地家屋調査士によってしっかりと登記されて不動産に関する問題を解決することができれば、その後は司法書士や税理士などに頼んで実際に相続をするための手続きに以降することになるのです。
土地家屋調査士は他の士業と連携しながら仕事を進めてくれることが多いため、相続に関して悩んでいる人は、不動産に関する問題であればまず土地家屋調査士に相談してみると良いでしょう。

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