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2019年10月23日 [FAQ]

帰化の申請は司法書士と行政書士のどちらに依頼すればいいの?

帰化の申請のことについて質問があるので、分かりやすいご説明をどうぞよろしくお願いいたします。
私は東京の郊外で飲食店を経営していて、いくつかのお店を持っています。
以前はお店の近くにある専門学校や大学の学生が、入れ替わりはありますがバイトスタッフとして働いてくれていて、スタッフの確保に苦労することはなかったのですが、最近では学生の数も減っているせいか、思うようにバイトスタッフを確保することができなくなっていて、数年前から外国人のスタッフを雇うようになりました。
今ではほとんどのお店に外国人スタッフがいて、日本人の学生よりも一生懸命働いてくれるので助かっているのですが、その中の一人から日本への帰化を希望していると相談を受けました。
以前日本人と結婚していたそうですが、その時は帰化申請をしていなくて、今は離婚してしまったそうですが、今後も日本でずっと暮らして、うちのお店で働きたいと言ってくれています。
日本語も完璧に話せて、気遣いも仕事もできるので、何とか力になってあげたいと思っているのですが、帰化についての知識はなく、知り合いに相談すると、申請は司法書士か行政書士に依頼すればいいと聞いたのですが、どちらに頼むのが正解なのでしょうか?


回答

帰化申請の実務経験が多い事務所に依頼しましょう。


結論から言えば、司法書士と行政書士のいずれに依頼しても帰化申請の手続きはしてもらえます。
帰化申請では、多くの書類や手続きが必要になりますので、素人には荷が重く、専門家に依頼することが多いビザ申請の1種となっています。
基本的に、在留資格関連業務は行政書士が行うことが多いですが、帰化申請の管轄は法務局であり、司法書士でも帰化申請業務を取り扱いしています。
大事なことは、行政書士と司法書士のどちらがいいの?ということではなく、帰化申請の実務経験が多い事務所を探すことです。
事務所によって得意分野と不得意分野があって、普段不動産取引しか行っていないような司法書士事務所に帰化申請をお願いしても、仕事が欲しいから引き受けてもらえる可能性は高いですが、手続の仕方が良く分からないばかりに、手続に失敗したり、成功しても余計な時間がかかってしまうかもしれません。
実務経験が多い場合は、申請もスムーズにいき、帰化申請の許可も得られやすくなると考えていいでしょう。

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