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2019年12月18日 [FAQ]

交通事故を弁護士に依頼するリスクはある?

息子が交通事故に遭って、現在事故の相手と交渉でかなりもめている状況で、息子にも非があるみたいですが、事故当所の状況を確認したところ、相手の非の方が明らかに大きいし、本来であればすでに社会人になっている息子が自分で処理すべき問題であることも重々承知しているのですが、まだ社会人一年生で、就職祝いに私が車を買い与えたという責任もあるので、今回ばかりは息子の助けになってあげようと思っています。
私自身は交通事故を起こしたことがないので、知り合いにいろいろ尋ねてみたところ、やはり弁護士を雇って任せるのが一番良くて、保険会社よりも弁護士の方が相手からの慰謝料も多く取れるようだし、何よりも面倒な交渉事を丸投げできるので、そうしようかと思っています。
弁護士に依頼するメリットについては分かりましたが、もし弁護士に交通事故問題で依頼するのにリスクを伴うのであれば、その点について教えてください。


費用面に関するリスクは考えられます。


交通事故に遭った場合、自分たちの非の大きさに関わらず、弁護士に任せることで、精神的にも大きな助けとなり、良い結果をもたらすことになる可能性も高まります。
ただし、弁護士に依頼すると、当然ですが弁護士費用が発生することになります。
今では相談料が無料の弁護士事務所も増えていますが、ほとんどの事務所では相談するだけでもお金を取られますし、実際に依頼するとなると、着手金、成功報酬の他にも、状況に合わせていろいろな費用がかかってしまいます。
もちろん、相手側から高額な慰謝料を取ることができれば、それで費用を賄うことができるのですが、必ず慰謝料などの賠償金額が満足いく数字になるとは限りません。
賠償金が予想以上に少ない場合は、弁護士費用が発生したせいで、手元にお金が残らないようなこともあります。
したがって、相談する時点でできるだけ詳しく正確な情報を弁護士に与えて、かかる費用についてもしっかり確認して、依頼すべきかどうかを判断しなくてはいけません。
リスクを回避するには、無料相談に応じてくれる弁護士事務所を探すことと、完全に成功報酬で動いてくれる事務所を見つけて依頼するのが有効です。
ただし、結果的には手元にお金が残らなくても、自分たちで交渉を行うことで、親子関係もぎくしゃくしたり、崩れてしまうこともあるので、その点も考えて、弁護士への依頼を決めましょう。

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